院内勉強会の報告

当院では、定期的に院内で症例カンファレンスや、薬剤の勉強会等を行っています。

先日は、「クーデックエイミーPCA」という、在宅でも使用できる携帯型ディスポーザブル注入ポンプ(※PCA(PatientControlledAnalgesia):自己調節鎮痛法)についてでした。

痛み止めの注射や栄養の点滴などが必要な場合、病院では点滴棒に機械を設置している様子を皆さんも見たことがあると思います。

在宅での療養でも、そういったことが必要な場合には、携帯が可能なポンプを使って、同様の処置をすることができるのです。

クーデックエイミーは今までのPCAポンプに比べて、小型・軽量化され、薬剤の注入量の設定や、使用量の履歴などがスマートホンで管理できるようになっており、操作も以前より安全で簡便になっているようです。

まだまだ従来型のPCAポンプ(CADDlegacyと呼ばれるもの)の利用率が高いですが、少しでも在宅での療養が安全で、かつ便利であれば、患者さんご自身はもちろん、ご家族や関わらせていただく医者、看護師にもメリットが出てくるのではないかと感じています。

このように、日々医療は進化し、「病院でしかできないこと」はどんどん減っています。

私も訪問診療にかかわって仕事をさせていただく中で、「こんなことまで家でもできるのか!」と当初は驚くことばかりでした。

クリニックでも、学びを絶やすことなく、スタッフも成長していけるようがんばっていきます!

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