『もしもノート』作りました!
私たちが訪問診療で関わらせていただく患者さんには、さまざまな疾患や病状の方がいらっしゃいます。
もちろんそれぞれの療養や生活、人生に対する想いや考えもさまざまです。
- 病院は嫌だな~
- できれば家にいたいけど、家族に迷惑はかけたくない
- (介護サービスも含め)人があまり家に出入りするのは嫌だ
- 今は体力がもたないけど、いつかは〇〇に行きたい
- 孫の運動会に行きたい
ここには書ききれないほど、たくさんの希望と葛藤を耳にします。
私たちが関わらせていただく際も、患者さんやご家族が大切にしていること、やりたいこと、してほしくないことなどをお聴きしておくことで、ご本人・ご家族、それぞれの想いや考えに沿った形でのサポートができるようになりたい…
そんな気持ちから、オリジナルの冊子を他の医療機関や団体などの資料を参考に作ってみました。
最近は、アドバンスケアプランニング(ACP)、人生会議というものの重要性も語られるようになってきています。
私たちが作った「もしもノート」は、とても簡易的なものですが、まずはこのノートをきっかけに、誰しもに起こりうるかもしれない「もしも」のときも含めて、患者さんご自身もしくはご家族との間で考えるきっかけになれば…
そして、我々診療チームとのコミュニケーションもすれ違うことなく、当事者の希望のもとに進んでいければ…
そんなことを思って、患者さんやそのご家族にお渡ししています。
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